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活性化会議の裏サイト

ロータリー卓話

みなさん、こんにちは。釧路西ロータリークラブには、社会保険労務士として入会させていただきましたが、正直に申し上げて、まだまだ「これで十分に食べて行ける」というレベルにはありません。顧問先・関与先企業もまだまだ少ないですし、事務所の宣伝広告もしていません。おまけに電話帳にも出していません。それでも、おかげさまで切れずに仕事をいただいており、ありがたい限りです。

さて、入会時の自己紹介の際に少しお話させていただきましたが、私は朝から夕方までは自宅事務所で社会保険労務士・行政書士の仕事を、夜は自分が経営する学習塾の仕事をしております。そのため、家族集会などにはなかなか出席できず、ご迷惑をおかけしております。

何を話そうかと迷ったのですが、今日は学習塾経営者・プロの学習塾講師の立場から、釧路の子どもたちの現状、今話題になっている子どもたちの学力の二極化といったものについてお話させていただきます。

簡単に自己紹介をさせていただきます。昭和42年生まれです。(中略)平成2年に地元の学習塾、あすなろ会に拾っていただき、以来、学習塾講師を生業として参りました。平成6年に同僚二人と会社を設立して共同で学習塾を経営しましたが、後に袂を分かち、平成12年から明光義塾釧路愛国教室という個別指導の学習塾を営んでおります。

さて、お手元の資料をご覧下さい。これは、塾での高校入試説明会の際に用いた資料です。一番上にあるのが釧路市内の公立高校です。湖陵・江南・北陽・明輝。明輝は星園と西と北が統合してできた新設校です。東・商業・工業。少し前までの市内の高校入試は、定員割れをする高校が複数あり、落ちる生徒は少なかったのですが、今年度は約100名強の不合格者が出ました。

二番目にあるのが受験生の人数です。来年は市内で100名程の人数増が見込まれているので、200名強の不合格者が出ることが予想されています。正直に申し上げて、今までは落ちる生徒が少なく、「名前を書けば受かる」といった状況が一部にありましたが、今後は釧路の高校受験も、他地域並みに厳しいものになって行きます。

三番目にあるのが、全道規模の模擬試験の結果です。残念ながら、釧路地区は300点満点で、全道平均マイナス20点強です。四番目をご覧下さい。これが釧路市内の中学校における学力の学校間格差です。総合ABC試験とは、それぞれ9月・10月・11月に全道の中学校で一斉に行われる試験です。表にあるように、F中学校とK中学校とでは、実に80点強の差があります。300点満点での80点です。

K中学校の名誉のために補足しておきますが、今年は昨年より約20点ほど点数が上がっています。学校でいじめの問題が起こったとなると、先生方と父母が連携を取り合って一所懸命に対処していると、塾生の父母から聞いています。やはり、学校と父母・地域が連携を深め、信頼を勝ち得ることで、子どもたちの学力が向上するものだと実感しております。

今日はディープなお話になってしまい、申し訳ございません。次のページをご覧下さい。SS50のラインに線を引いてありますが、これは偏差値です。この線が全道の高校入試の平均点とお考え下さい。我々の認識では、SS55以上がいわゆる進学校、SS45前後が中堅校ということになります。釧路地区の子どもたちの学力は、このような状況です。

次のページは十勝地区です。分布が釧路地区よりも右にスライドしているのがお分かりいただけるかと思います。次のページ以降は石狩地区です。釧路地区との学力差は一目瞭然です。

暗い話になってしまい申し訳ございません。しかし、悲しいかなこれが釧路地区の現状です。残念ながら、この手の話はなかなか我々の耳に入ってきません。しかし、他地域との差がここまであるという事実を、一人でも多くの方に知っていただきたいとの思いから、お話させていただきました。

暗い話をして恐縮ですが、私、マスコミなどで言われているように「今時の子どもはなっていない」などとは思っていません。逆に、今の子どもたちは親の世代より優秀だと思っています。今の子どもたちは、まず話が上手です。人間関係の距離感の取り方にしても、とても上手です。それを評して大人は「人間関係が希薄だ」などと言いますが、私はそうは思いません。一人でも多くの方に知っていただきたいとの思いでお話させていただきました。

さて、社会保険労務士として入会させていただいたからには、今後はそちらの方できっちりと結果を出して行きたいと考えております。ありがとうございました。
【釧路西ロータリークラブ会報 平成19年10月22日号掲載】

三木克敏